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できる限り感染を防ぐため、インフルエンザ、嘔吐下痢症、RSウイルス感染症、手足口病、はしか、みずぼうそう、おたふくかぜ、風疹、百日ぜき、その他の不明の発疹や伝染病などの疑いのあるかたは必ず受付のときにお申し出ください。隔離用の個室待合があります。
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できる限り診療事故を防ぐため、今までに薬剤によるショック・アレルギー、薬疹、処置でのショック、診療に際して問題になりそうな既往症がある場合は、受付または診察のときに必ずお申し出ください。
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診察は、十分な視診・触診をするため、なるべく脱衣の状態で行いますが、お子さんによっては怖がって十分に脱衣できないことがあります。見落としがないようにするため、受診前にご家庭でお子さんの身体をお母さんがしっかり観察されることをお願いします。
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診断は、問診と臨床所見(症状と診察所見)を優先して考えます。子どもの病気の特徴を考慮し、自分のこどもだったらどうするか?を基準に、検査、処置、注射、処方の必要を判断します。診断に精密な検査が必要と考えられる場合には、さらに高次な医療機関を紹介します。入院加療が必要と考えられる場合には、入院加療できる希望される医療機関を紹介します。
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検査は、必要に応じてなるべく子どもさんが怖がらない、痛くないものから行うようにします。必要な検査がスムースに行えるようにお母さんのご協力をお願いします(かわいそうなのは分かりますが、この時、医師を悪者にすると以後の診療に支障がでる
ことがあります)。また、下痢・血便・血尿・膿尿・吐血などのときは、付いたおしめ、下着などを持参してください。また、検査・治療のため浣腸をすることがあります。オムツをしている乳幼児をお連れの場合には、必ず予備のオムツを持参するようにしてください。
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処置・注射は、医学的に根拠があり必要なものだけを行います。簡単な処置(とびひの消毒、ガーゼ交換など)は、ご家庭でできるように指導します。
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投薬は、原則として直接には行いません。調剤ミスの防止と十分な服薬指導が行われるように、処方の必要な場合は、医薬分業に則り、院外処方せんを発行します。院外処方せんにより、調剤のできるどこの薬局(保険診療の院外処方せんでは保険調剤薬局のみ)でも、処方薬剤を購入(保険診療の院外処方せんでは薬剤の給付)、服薬指導をうけることができます。また、処方内容について薬剤師とのダブルチェックが行われ、より安全な薬剤投与ができると考えます。しかし、なにか問題が起こった場合を考え
、必ずその薬剤は残しておくようお願いいたします。
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そのほか、保険医療機関の指定により健康保険法、保険医療機関及び保険医療養担当規則に準じて診療を行いますので、診療案内(2)のような制約があることをご承知おき下さい。