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発熱は子供の場合、ほとんどが急性の感染症によるものです。ほかの原因では稀ですが川崎病や悪性腫瘍(白血病etc.)や炎症性疾患(リウマチ熱・若年性関節リウマチ・膠原病etc.)などがあります。これらの稀な病気も経過観察と外来検査でだいたい臨床診断がつきます。しかし確定診断には入院しての精密検査が必要です。医師の説明をよく聞いてください。
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急性の感染症には大別すると細菌性のものとウイルス性のものがあります。かぜ症候群はほとんどがウイルス感染によるもので、2〜3日の急性期が過ぎれば合併症(中耳炎・肺炎など)がなければ、急性期にどんなに高熱でも1週間ほどで軽快します。乳児期にウイルス感染でおこる突発性発疹症も高熱がでて、はじめてのお母さんは大変に心配しますが重症化することはありません。
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急性の感染症での発熱は細菌やウイルスと身体が戦っている証拠です。発熱は生体に有利に働き、生体防御の面で、抗体産生を促し、ウイルスの増殖を抑え、白血球による細菌の貪食作用を高め、自然治癒へ向かわせます。その高体温は中枢(脳)でコントロールされたもので、それによる脳の障害が起こることはありません。そして回復を早めるため、消耗させないように、脱水を起こさせないようにすることが大切です。“発熱している子供の看病”のパンフレットをみてください。
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発熱している子供(乳幼児)の観察